
岐阜工業(株)
NETIS登録番号:KK-180004-A
覆工・坑門工コンクリートの打設後に、面状発熱体シートを用いてセントル型枠面を直接加温し温度をコントロールすることで、面状発熱体シート設置面を加温。品質のばらつきの低減を目指し、水和熱によるコンクリートの内部温度と表面温度の差を少なくする。温度応力や初期強度不足によるひび割れ・表面剥離を防止することができる。また、加温養生によって緻密なコンクリートとなり、低温度環境下における凍害や、海岸近接地域・寒冷地での凍結防止剤使用による坑門工コンクリートへの塩害による剥落等を防止する。
従来技術はジェットヒーターを使用し熱風でセントル内部を加温するが、申請技術は面状発熱体シートを使用しセントル型枠面を直接加温する方法に変更した。
灯油を使用しないためトンネル施工現場においてCO2が発生せず、一酸化炭素の発生による坑内環境の悪化がない。
①自然条件
・電気を使用するため、可燃性ガス発生の可能性がある現場では使用できない。
②現場条件
・セントルに設置する技術なので1セット当たり坑内で延長10.5m必要である。加温設備自体はセントル空間内に収まる。また、面状発熱体シートの加温に電源[200V-(75A~40A)]が必要となる。
③技術提供可能地域
・制限なし
・輸送費は地域によって異なる
④関係法令等
・特になし