2018.07.06

第1回 UAVによる空中写真測量 合同研修会

 

   概 要

 

 名 称:第1回 UAVによる空中写真測量 合同研修会

 

 日 程:2018年7月6日(金)

 

 会 場:日本UAV事業パイロット養成センター SAITAMA

 

 主 催:一般社団法人 CIM解決研究会

 

 

 

   レポート

 

 

 

 

 

平成30年7月6日、一般社団法人CIM解決研究会(代表理事:齊藤学一)は、日本UAV事業パイ

ロット養成センターSAITAMA(埼玉県比企郡鳩山町)において、「第1回 UAVによる空中写真

測量 合同研修会」を開催した。

 

 

 

代表理事 齊藤氏

運営 福士氏

 

 

冒頭において齊藤代表理事は、「現在、我が国においては、無人航空機の操縦技能を認定す

る事業をおこなっている団体があるが、基本的には受講するために団体の指定する地に赴く

必要がある。しかし、実際の現場では、天候不良等で作業が進められないときに、現場で認

定を受けられるような制度が求められている。今後、CIM解決研究会では『現場の困った』

を解決するために、現場で認定を出せるような取組をおこなっていきたいと考えている。」

と、述べた。

 

続いて運営より、「この合同研修会は、セミナーや講習ではなく、『研修会』としている。

UAVや関連ソフトを使っている方や使い始めた方が、このようにやっている、こんなことに

困っているといった、意見交換の場としたい趣旨である。参加することで少しでも悩みが解

決したと言う事例が出ると嬉しい。」と、話があった。

 

 

 

 

 

研修は、自動航行プログラム(DJI Ground Station Pro・Litchi他)の機能の比較や、飛行計

画・飛行時の留意点、対空標識の選定・設置計画、現地気象条件の判断・カメラの設定等に

ついて、質疑を交えながら進められた。

 

これらのプログラムや設定には様々な組み合わせがあり、現場の状況に合わせて設定を最適

化する必要がある。

 

写真解析演習のカリキュラムでは運営が用意した同一のデータを基に、班ごとに設定パター

ンを設け、複数パターンの解析処理をおこなった。

 

解析したデータを比較、検証し、アプリや設定を実際に使うにあたっての疑問点や不安点な

ど、活発な意見交換がなされた。

 

 

 

合同研修カリキュラム
 1.自動飛行プログラム演習(GSPro、Litchi他)
 2.UAV空中写真測量演習(対空標識、写真設定を変えてのフライト)
 3.写真解析演習(PhotoScan)※解析処理と並行
 4.諸資料、書類作成及びデータ処理について
 5.i-Construction、ICT活用工事における成果のとりまとめについて
 6.その他意見交換
  使用機 DJI/Phantom4Pro INSPIRE2